沖縄で花ブロックが根付いた理由は何ですか?
これは既に私達も他のブログでも紹介されていますが、その発端は終戦後のアメリカ軍の沖縄基地内の住宅施設工事のときに初めて花ブロックが提案されました。その理由はすでに1930年代からアメリカのカリフォルニア州では花ブロックが使われていたからです。沖縄の気候とカリフォルニアの気候や条件が似ていたためです。
有名なのはとても暑く、砂漠地帯も多いカリフォルニア州のパームスプリングスです。強い陽射しや台風による自然災害の多い沖縄は、このパームスプリングスとよく似ていたのだと思われます。
パームスプリングスでは、暑い砂漠の太陽から建物を守ったり、日陰を作りながらそよ風は通し、涼しく過ごすために花ブロックが使われ、またフロリダではハリケーンによる飛来物から建物を守るために使われていました。沖縄で採用された理由が分かりますね。
またお互いに海が近いので「塩害」(海風により錆が出て建物の強度が下がる等)にあう事もあるため、住宅は塩害に強いコンクリート製(沖縄では90%)が主流です。またシロアリ対策にもコンクリート建築は有効でした。そこで同じくコンクリート製の花ブロックは、使いやすく都合の良い建材だったのです。建物デザインもよく似ていますね。
沖縄花ブロックのデザイナー(考案者)は誰ですか?
建築家の仲座久雄さんといわれています。琉球王国時代に建造されたあの有名な守礼門の修復に携わった経験から、戦禍に飲まれた守礼門を1957年に復元させた有名な方です。また、戦前の沖縄建築文化や工芸品の「花織(はなうい)」の柄と花ブロックの「花」とを結びつけ沖縄地域の象徴的な建材としたとも伝えられています。花織と花ブロックの関係につきましては以前のブログ「こちら」をご覧ください。
沖縄建築のなかで花ブロックの長所と短所を教えてください
【長所と役割】
花ブロックはその柄なりに透けています。そのため夏の暑い陽射しから、程よく影を作り、風も通し暑さを和らげてくれます。台風被害による突風で、突然の飛来物から建物を守ってくれます。普通のブロック塀の様に完全に覆い隠さないので程よく外からの目線を遮り、逆に程よく見えることで防犯対策にも役立っています。
花ブロックのデザインは独特です。その組み合わせは人の目を引き看板効果も高く何といっても沖縄やカリフォルニアを感じさせる、とにかくお洒落な建材です。
【短所】
地震の多い日本では耐震性が問われることがあります。沖縄では比較的地震は少ないと言われてきましたが、最近はそうとも言えません。
その他都道府県は更に気を付けるところです。花ブロックは鉄筋溝が普通のブロックと比較し狭く、モルタル充填出来にくいため耐震性に劣ります。また寒い地方では外で雨を含み凍り、溶けるを繰り返す中で「凍害」の地域により起こります。
また沖縄からの重量物の輸送となりますと、運賃コストが跳ね上がり花ブロックはコストアップします。更には施工に慣れた職人さんも少なく、まだまだ改善の余地があります。
いかがでしたか?
(株)クラスプラスでは、沖縄花ブロックの販売だけでなく、内装に使いやすい白くて塗装不要の輸入品の花ブロックも取り扱っています。また埼玉県の専門チームが施工も行っております。花ブロックの選び方から施工まで、お気軽にご相談ください。
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