沖縄のブロック塀
沖縄では戦後コンクリートによる住宅が普及しました。その中で生まれた花ブロックは機能面とデザイン性が融合した建築建材だと思います。沖縄では「花ブロック」または「花形ブロック」と呼ばれています。どのような使われ方をしているか見てみましょう。
↑沖縄でよく見る、花ブロックの代表格「角丸三日月型」です色も塗装して白く仕上げリゾート感あふれています。
↑こちらも花ブロックの代表柄「二重角型」です。
↑こちらは沖縄県立博物館です。かなりの数の花ブロックを外壁に使っています。
↑内側から見ると花ブロックの空洞部から程よい光が差し込み、柄が浮き上がり幻想的ですね。これも花ブロックの魅力なんです。
沖縄では何故?花ブロックが使われているのか
沖縄では日差しが強いため1950年頃から花ブロックが使われるようになりました。それまでは沖縄は木造建築でした。終戦後米軍施設整えるために、アメリカからコンクリートとその技術が入ってくることになりました。コンクリート住宅の普及がキッカケで花ブロックはも広がっていきました。
以前もお伝えしたように花ブロックの本当の歴史はアメリカにあります。
アメリカのカリフォルニア州の砂漠都市パームスプリングスで、1930年に初めて花ブロック(海外ではスクリーンブロックと呼ばれています)が使われました。以降1970年ぐらいまでそのブームは続いたそうです。
もし沖縄に米軍基地が出来ていなかったら花ブロックは存在していなかったかもしれませんね。(花ブロックの歴史は以前のブログこちらをご覧ください)
台風被害への対策
もともとアメリカの場合はフロリダのハリケーンによる飛来物から我が家を守るため頑丈なコンクリート製の花ブロックが使われていました。沖縄の場合も同様ですね。台風被害から家を守るために普及しました。
強い陽射しへの対策としても
これもアメリカの砂漠地帯のパームスプリングス同様に沖縄の強い陽射しから守るために花ブロックが活用されました。また、空洞部からは適度に明かりも入り風も通すため花ブロックのデザインが重宝されました。アメリカでは別名「ブリーズブロック」(そよ風ブロック)と呼ばれ同じ意味を持ちます。またコンクリートは遮熱性もあるため省エネにも貢献しています。
防犯対策にも有効です
台風の飛来物から窓や建物を守ろうとするとブロック塀が必要ですが空洞の無いブロック塀だと圧迫感があり、部屋が暗く、そよ風も通りませんし外から中の様子が見えないのは防犯上よくありません。そのうえでも花ブロックは丁度いい感じの軽さと目隠し感が好まれています。
独特のデザインが店舗などで目を引く看板役に
連続する花ブロックのパターン模様は、つい立ち止まってしまうほど看板的要素があります。沖縄では見慣れていてもいざ本州の街中でみるとまだまだ珍しいデザインです。ますますこれからも沖縄以外の地域に広がっていくでしょう。
花ブロックの地元沖縄文化との調和
花ブロック柄の起源
これはある有力な説ですが、花ブロックの柄は植物の「花」を表したものでは無く沖縄の伝統工芸品である「花織」(はなうい)が表現する連続した幾何学模様の事だと言われています。昔は「異型ブロック」と呼ばれていましたが誰もが呼びやすく、沖縄らしく親しみやすい「花ブロック」と自然に呼ばれて行きました。花ブロックの柄は特注品も入れると100種類以上存在します。
いかがでしたか?海外の花ブロックプラスまで含むとものすごい種類ですね。
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